JDTS 一般社団法人 日本災害対策システムズ

2018年度に発生した災害への対応について報告します

<大阪北部地震>
6月18日に大阪府で発生した震度6弱の地震で発生した災害廃棄物を大栄環境㈱の処理施設で破砕・選別・焼却処理した後、残渣を管理型最終処分場に埋立てました。
災害廃棄物処理量:1,408t

<台風20号>
8月24日に近畿地方を襲った台風20号により和歌山県田辺市で浸水被害が発生しました。その際の災害廃棄物を大栄環境㈱の処理施設で破砕・選別・焼却処理した後、残渣を管理型最終処分場に埋立てました。
災害廃棄物処理量:265t

<台風21号>
9月4日に近畿地方を襲った台風21号は高潮により関西空港や六甲アイランドに大きな被害をもたらしました。この台風により大阪府、兵庫県、和歌山県で多くの災害廃棄物が発生したため、大栄環境㈱の処理施設で破砕・選別・焼却処理し、残渣を管理型最終処分場に埋立てました。
災害廃棄物処理量:1,076t

<北海道胆振東部地震>
9月6日に北海道胆振地方中東部を震源として発生した地震は、厚真町で震度7を観測し、住宅被害、土砂崩れ、大規模停電などの災害をもたらしました。震源地に近い安平町に拠点を持つ早来工営㈱は、安平町及び厚真町の仮置場に車両を派遣し、家財を中心とする木くずやがれき類を苫小牧市のクリーンセンターや民間中間処理施設まで運搬しました。また、がれき類の一部を自社の安定型処分場で受入れました。
早来工営㈱の災害廃棄物受入量:83t

札幌市に拠点を持つ㈱北清と角山開発㈱は、厚真町、安平町、穂別町、むかわ町の仮置場に重機と車両を投入し、木くずを中心に苫小牧市の民間中間処理施設まで運搬しました。
㈱北清と角山開発㈱の災害廃棄物搬出量:1,441t

<台風24号>
台風24号は9月30日に近畿地方を襲い各地で浸水被害が発生しました。これにより発生した災害廃棄物は大栄環境㈱の処理施設で破砕・選別・焼却処理し、残渣を管理型最終処分場に埋立てました。
災害廃棄物処理量:44t

<平成30年7月豪雨災害>
平成30年7月8日まで降り続いた大雨により西日本各地が被災し大量の災害廃棄物が発生しました。この処理にJDTS構成会社各社が対応に当たりました。

・大栄環境㈱と井本商運㈱による混合廃棄物の広域処理
短期間に大量に発生した災害廃棄物は、各被災地の仮置場に持ち込まれました。この内、受入可能量を超えた場所では早急に搬出しなければならなくなりました。そこで、混合廃棄物を特殊コンテナに入れて、井本商運㈱の内航船により運搬し、大栄環境グループの施設で処理しました。

H30.7月豪雨災害

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・オオノ開發㈱による愛媛県内の災害廃棄物処理
愛媛県東温市に廃棄物処理施設があるオオノ開發㈱は、発災後速やかに愛媛県内の被災自治体に対して災害廃棄物処理の支援を表明しました。被害が大きかった大洲市と宇和島市には重機と人を出し、地元企業とともに災害廃棄物仮置場の対応に当たりました。また、被災自治体が管理する一般廃棄物処理施設や地元の民間の廃棄物処理施設で処理しきれない災害廃棄物は、オオノ開發㈱の施設に運搬し処理しました。

オオノ開發(愛媛・処理)
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・㈱ダイセキ環境ソリューションのよる廃棄物混り土砂の撤去
広島県坂町では、住宅地の一部が土砂崩れにより被災し、雨水側溝が大量の廃棄物混じり土砂で埋まりました。そのため、公衆衛生確保と降雨対策として環境省の要請により雨水側溝に堆積した廃棄物混じり土砂を㈱ダイセキ環境ソリューションが、狭い路地でバキューム車を駆使して回収し処理しました。
処理量:約450㎥

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・被災地企業による災害廃棄物処理を㈱ダイセキ環境ソリューションが支援
愛媛県宇和島市では、災害廃棄物の処理を地元の建設会社に委託しました。受託した地元建設会社にとって初めての経験のため、仮置場の運営管理や発生した廃棄物の処理方法等について㈱ダイセキ環境ソリューションがアドバイスしています。
処理量:約30,000t

・岡山市内の危険物を処理
平時に岡山県内で廃油、農薬等処理困難物を処理しているDOWAエコシステム㈱グループのエコシステム山陽㈱は、岡山市の災害で発生した廃油、農薬等処理しました。
処理量:約50t

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・三光㈱で焼却処理し大栄環境グループで最終処分
島根県美郷町、島根県川本町、広島県安芸高田市の災害廃棄物を三光㈱の江島工場(島根県松江市)で焼却し、焼却残渣を大栄環境グループの最終処分場に埋立てました。両市町は平時から一般廃棄物を三光㈱で焼却し大栄環境グループで最終処分していたことから今回の災害でもスムーズに処理体制を確立できました。
処理量(美郷町):76t
処理量(川本町):62t
処理量(安芸高田市):34t

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・地元企業を中心とした企業体に参画して災害廃棄物処理に貢献
岡山県倉敷市と総社市は、水害により各家庭から発生した生ごみを除く災害廃棄物(片づけゴミ)と被災した家屋解体に伴い発生する廃棄物(解体廃棄物)を処理するために、一次仮置場の一部と二次仮置場を活用した災害廃棄物処理を岡山県に事務委託しました。岡山県は、この業務を地元の廃棄物処理業者を中心とする共同企業体に委託しました。JDTS構成会社は、この企業体に参画し、過去の災害廃棄物処理経験を踏まえて共同企業体の運営に当たっています。
業務名:平成30年7月豪雨災害に係る災害廃棄物処理業務
受託者:岡山県災害廃棄物処理業務共同企業体(構成会社:㈱西日本アチューマットクリーン、倉敷企業(資)、㈱三好組、㈱高谷建設、(有)片岡久工務店(岡山県内企業)、有価物資源回収協業組合石坂グループ、(有)オー・エス収集センター、九州産廃㈱(熊本県からの支援企業)、J&T環境㈱、エコシステムジャパン㈱、㈱ダイセキ環境ソリューション、㈱タケエイ、㈱富山環境整備、仙台環境開発㈱(JDTS構成会社))
想定される災害廃棄物量:218,500t
処理完了予定:2020年3月31日

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・J&T環境㈱による福山市内の災害廃棄物処理
福山市の災害廃棄物仮置場にJ&T環境㈱が破砕機と選別機を持込み、様々な種類の災害廃棄物を処分先の受入条件に合うように選別・加工して搬出しました。
処理量:5,799t

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当法人会員各社は西日本豪雨災害の対応に当たっています

当法人会員各社は西日本豪雨災害の対応に当たっています

 

DOWAエコシステム株式会社

岡山市内の仮置場に持ち込まれた廃油等危険物を岡山鉱油(株)とエコシステム山陽㈱で処理しています。
処理量:約28.5t(10月1日現在)
処理期間:7月17日~

 

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三光株式会社は、西日本豪雨災害の災害廃棄物処理に携わっています

三光株式会社は、西日本豪雨災害の災害廃棄物処理に携わっています

 

西日本豪雨災害で被災した広島県安芸高田市、島根県美郷町、川本町の要請により
災害廃棄物を当社の江島工場で処理しています。

 

1.広島県安芸高田市

処理量:29t(9月8日現在)

処理期間:8月1日~

 

2.島根県美郷町

処理量:76t(9月8日現在)

処理期間:7月16日~

 

3.島根県川本町

処理量:62t(9月8日現在)

処理期間:7月11日~
 

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オオノ開發株式会社は、愛媛県内業者として西日本豪雨災害の災害廃棄物処理に携わっています

オオノ開發株式会社は、愛媛県内業者として西日本豪雨災害の災害廃棄物処理に携わっています。

 

1.大洲市

大洲市内の西田興産様とともに仮置場を管理

可燃系混合廃棄物を自社車両で運搬し「フレップとうおん」で処理

処理量:7,134.49t(8月31日現在)

処理期間:7月13日~H31年3月31日(予定)

 

2.西予市

木くずを除く災害廃棄物を産廃協会とともに「フレップとうおん」に運搬し処理

処理量:3,891.55 t(8月31日現在)

処理期間:7月9日~H31年3月31日(予定)

家屋解体廃棄物を産廃協会とともに「フレップとうおん」に運搬し処理

処理量:7.01t(8月31日現在)

処理期間:8月1日~H31年3月31日(予定)

 

3.宇和島市

混合廃棄物を産廃協会とともに「フレップとうおん」に運搬し処理

処理量:1,902.13t(8月31日現在)

処理期間:7月12日~H31年3月31日(予定)

 

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熊本震災における災害廃棄物処理について

 

当法人の会員会社が携わった熊本震災の災害廃棄物処理が終了しました。

 

1.当法人の構成メンバーにより熊本市の災害廃棄物を広域処理しました。

 

期  間:平成28年6月16日~平成29年1月16日

 

搬出場所:熊本市が設置した戸島仮置場

 

状  況:熊本地震に際し、熊本市が設けた災害廃棄物仮置場(戸島仮置場)では、家屋解体廃棄物

     の受入開始前に発災直後から受入れた廃棄物を一旦撤去する必要があり、県内処理では

     予定期日までの撤去が困難な状況でした。そこで、特殊コンテナ(ハードトップコンテナ)

     に災害廃棄物を積込み、船舶にて熊本港から大阪港まで運搬(担当:井本商運)し、大栄環

     境グループの三重県内の施設(担当:三重中央開発)で処理しました。

 

契  約:熊本市より三重中央開発が受託。船舶運搬は、三重中央開発から井本商運に再委託

 

処  理  量:38,696t(うち直接埋立物11,191t、直接埋立物以外の27,505tに対する

                リサイクル率は86.2%)

 

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2.災害廃棄物二次仮置場を熊本県内5社と一緒に運営管理しました。

 

熊本震災では益城町、西原村、南阿蘇村、甲佐町、宇土市、嘉島町、御船町の7市町村が、災害廃棄物処理を熊本県に事務委託しました。これを受けて熊本県は災害廃棄物二次仮置場を熊本空港に近くに開設し、その運営管理を熊本県災害廃棄物処理連合体に委託しました。当法人の会員会社は、熊本県内の廃棄物処理業者とともにこの連合体に参画しました。

 

熊本県災害廃棄物処理業連合体(構成員12社)
代表企業:有価物回収協業組合石坂グループ
構成会社:オー・エス収集センター、九州産廃、星山商店、前田産業(以上、熊本県内企業)
ダイセキ環境ソリューション、大栄環境、三重中央開発、エコシステムジャパン、
仙台環境開発、富山環境整備、井本商運(以上、(一社)日本災害対応システムズ構成員)

受託内容:二次仮置場に破砕・選別施設を設け処理先のニーズに合うように災害廃棄物を加工し

搬出しました。平成30年2月23日に災害廃棄物の搬出を終え、その後施設を解体し業務を完了しました。

受託期間:平成28年8月24日~平成30年8月31日

 

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処理量

木くず 72,168t
コンクリートガラ 15,127t
廃瓦 28,699t
混合廃棄物 103,514t
合計 219,508t

 

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